- 1日のスケジュールと勉強時間
- 合格点までの勉強の合計時間
- 不合格から学んだ具体的な対策と心構え
はじめて挑戦した社労士試験
「資格の大原」で学び、直前の追い込みで、総合点は合格ラインに到達。
しかし、選択式試験の【労働に関する一般常識】で基準の3点に届かず2点。
その結果、”不合格”となりました。

この記事では、私が受験したときの、1日のスケジュールや勉強時間のリアルを紹介します!
社労士試験|勉強時間&スケジュール


勉強時間は、平日1〜2時間、休日4〜5時間を目標にしていました。
社労士試験 1日のスケジュールと勉強時間
通勤前に30分、近くのカフェでテキストの読み直し
8:15〜19:00|通勤・勤務
通勤中、休憩時間は、自作の単語帳で暗記のチェック
19:30〜22:00|帰宅・家事・食事
勉強の前に心身を整える時間。家事が済んだら机へ
22:00〜23:00|夜勉強
メインの勉強時間。テキストで講義の復習をした後に問題演習
家事や用事など、一通りの予定を済ませる
午後 14:00〜17:00|資格の大原で勉強
個別ブースを予約し、映像講義を受講(1コマ、もしくは2コマ消化)
午後 17:00〜21:00|帰宅・家事・食事
午後 21:00〜就寝前|夜勉強
その日の講義の復習。問題演習と見直し
試験2ヶ月前の直前期は、1日10時間程度、勉強をしていました。
- 講義の総復習
- 過去問演習・模試の見直し
- 苦手分野の集中対策
- スキマ時間は自作単語帳の暗記
当時はまだ、スマホやタブレットで学習できる環境が整っていませんでした。
講義を受けるには、事前にブースを予約して「資格の大原」へ。
移動時間も含めると半日がかりで、効率面では今の通信講座とは比べものになりません。
仕事が忙しかったり、つい怠けてしまったり・・勉強できない日も多く、前半は思うように時間がすすみませんでした。
社労士試験 月ごとの勉強時間と配分
初受験時の勉強時間の合計は、650時間。
時期 | 月間勉強時間の目安 | 合計時間 | 学習の特徴 |
---|---|---|---|
初期(1〜2か月目) | 月50時間 × 2か月 | 100時間 | 労働基準法から開始し、勉強習慣をつける |
通常期(3〜5か月目) | 月70時間 × 3か月 | 210時間 | 全科目を一巡、軽く過去問に着手 |
後半(6か月目) | 月90時間 × 1か月 | 90時間 | 苦手科目の集中学習+過去問演習 |
直前期(7〜8か月目) | 月120時間 × 2か月+α | 約250時間 | 模試・法改正対策・総仕上げ |
合計 | — | 約650時間 | — |
6月頃から公開模試が始まりましたが、その時点では、合格点を取ることはできませんでした。
ただ主要科目の点数は、直前期の休日の追い込みでUP。
最終月の8月に入り、ようやく合格ラインに届くことができました。
社労士試験|不合格になった3つの理由


一般常識科目の対策不足
はじめての勉強では、主要8科目の勉強をやるだけで精一杯。
一般常識科目はほぼ手つかずのまま試験当日を迎え、結果、基準点割れの不合格。
特に対策が難しいとされるのが、「労働に関する一般常識」や「社会保険に関する一般常識」
出題範囲が広く、最新の法改正・統計データ・労働経済白書などからも出題されます。
時間をかける科目ではないですが、模試の内容はチェックをしたり、日ごろのニュースでアンテナを張る対策は必要でした。
社労士試験 対策講義の受講おくれ
「資格の大原」では、各科目4~5回の講義があり、週2回ペースで更新されます。
しかし、私は休日しか講義を受けられず、週1回ペースにとどまり、講義の受講が追いつきませんでした。



法律科目は「理解の積み上げ」が必要なため、序盤のおくれが後半まで影響してしまいました。
結果として、テキスト理解が不十分なまま次の講義に進み、復習と演習のバランスが崩れました。
試験後の油断と学習の空白期間
試験後の当日の自己採点
思った以上に点数が伸び、合格ラインに達することができました。
ただし、【労働に関する一般常識】が基準3点に届かず2点。
「救済が入れば合格」と思い込み、完全に勉強をストップしてしまいました。



その期間は約4か月(今思うと、情けない・・)
そのため、再挑戦のスタート時は、知識は確実に抜け落ち、ゼロに近い状態でした。
さらに、試験への緊張感や集中力も薄れ、翌年の受験準備が遅れる原因になりました。
合否が確定するまでの期間も軽めの復習を続けることで、翌年へのアドバンテージを確保できます。
社労士試験|不合格から学んだ合格対策


メリハリをつけた勉強
1回目の受験では、勉強のペースが一定せず、時間をかけるべき科目と軽く流すべき科目のメリハリがつけられていませんでした。
2回目以降は、得点源にできる科目(労働基準法・厚生年金保険法など)に時間を集中し、暗記色の強い科目はスキマ時間に回すようにしました。
また、週ごとに「どの科目をどこまで進めるか」を明確にし、勉強時間をダラダラ使わないように工夫しました。
模試後の復習を最優先に
1回目の試験では、模試を受けても解きっぱなしのまま、復習が不十分でした。
模試は本試験に近い形で弱点をあぶり出せる貴重な機会です。
2回目の挑戦では、模試後48時間以内に復習を終えることをルール化し、間違えた問題をノートにまとめ、同じミスを繰り返さないようにしました。
この習慣が、後半の得点安定につながりました。
試験後も学習を止めない


はじめての受験では、試験終了から合格発表後の約4か月間、勉強を完全にストップしてしまいました。
そのことが、翌年の学習効率を大きく下げる原因になり、深く反省をしました。
そのため2年目の勉強では、救済を期待せずに、”すべて合格点をクリアした完全合格する!!”と心に決めました。
2回目の試験後は、自己採点はせずに、次の日から勉強を再開しました。



試験後ですが、この心構えが合格につながったと感じています。
再挑戦を目指す方へのアドバイスとおすすめ講座
1回目の試験で不合格になっても、それは「失敗」ではなく次への材料です。
特に社会保険労務士試験は長期戦で、初めての挑戦で合格する人はごくわずか。
- 大切なのは、「何が足りなかったか」を分析して、次に活かすこと!
- ”絶対合格する”と強くきめること!
私の経験上、模試後の復習と苦手分野の集中対策が、得点アップの近道になります。
また、試験が終わった直後から次年度に向けて学習を継続すると、知識がリセットされず効率的に積み上げられます。
アガルートアカデミー
1講義が短く区切られており、スマホでの視聴にも対応。
通勤や休憩時間を使って、効率的に学習を進められます。
さらに、合格特典や割引制度も充実しているため、再挑戦のモチベーション維持にもつながります。
まとめ|社労士試験の不合格は次へのステップに変えられる


はじめての受験では、自己採点で合格ラインに達していたにもかかわらず、一般常識科目の1点差で不合格という結果に終わりました。
一見、悔しさだけが残る経験でしたが、この失敗から勉強の優先順位や継続の重要性、社労士への心構えなど、強く学びました。
社会保険労務士試験は、合格率5〜6%の難関国家資格。
1回で受からなくても、それは珍しいことではありません。
大切なのは、不合格の原因を明確にし、次の学習に活かすことです。
この経験を糧にして、私は翌年、働きながら合格を勝ち取りました。
その詳細は、次回の合格体験記でお話しします。