社労士試験に挑戦したいけれど、「独学で大丈夫?」「資格学校に通うべき?」と悩んでいませんか?
こんにちは、現役社労士のあずきごはんです。
私は1回目の受験では不合格、2回目で合格をつかみました。
勉強法に迷った末、どちらの受験でも「資格の学校」を活用しました。
この記事では、そんな私の実体験をもとに、
独学・通学・通信のメリット・デメリットや勉強スケジュールまで、リアルな情報をお届けします。

この記事はこんな方におすすめ!
社労士試験に興味があるけど、何から始めればいいか分からない
独学・通学・通信、どれが自分に合うのか悩んでいる
忙しくても合格できるリアルなスケジュールを知りたい
社労士試験は独学だけじゃない!通学・通信を使った私の合格体験と学校選びのコツ
私は「通学(映像通学)」と「通信(WEB講座)」の両方を体験しました。
それぞれのスタイルには向き・不向きがあると感じています。
ここからは、私が感じた正直なメリット・デメリットをお伝えします。
あなたにぴったりの学習スタイルを見つける参考になれば嬉しいです。
【1回目】通学コースを選んだ理由とリアルな感想
選んだ理由
当時はフルタイムで働きながらの受験。
仕事終わりの疲れた状態ではなかなか勉強が進まず、モチベーションも下がりがち…。
そこで、週2回の通学スタイル(映像講義コース)を選びました。
実際に受講してみて感じたこと
映像講義コースは、個別ブースで録画された講義を視聴するスタイル。
決まった時間に予約して通学するため、自宅よりも集中できました。
他の受講生と直接話すことはありませんが、まわりには税理士・公務員など難関資格を目指す方が多く、「自分もがんばらなきゃ」と良い刺激になりました。
ただ、仕事の都合で通学のペースが乱れることもあり、
講義に間が空くと補講の手続きが面倒に感じることも…。
さらに、資格学校の授業料は安くないため、
「この方法で本当に良かったのかな…」と悩む場面もありました。
メリット
- 全国レベルの講師による質の高い講義が受けられる
- 自習室を活用でき、集中しやすい環境が整っている
- 他の受講生の存在が刺激になり、モチベーション維持につながる
デメリット
- 予約制なので、つい後回しにしてしまう
- 毎回の通学が負担(特に仕事終わりや休日)
- 受講料が高め
【2回目】通信講座で本気モードに切り替えたワケ
選んだ理由
2回目の受験では、通学ではなく自宅で学べるWEB通信コースを選択
1回目で基礎と学習習慣は身についていたので、「より効率的に、時間を有効活用できる方法」が理由です。
通学にかかる移動時間を削減し、スキマ時間を最大限活かせるのが魅力でした。
実際に受講してみて感じたこと
朝は早起きして出勤前に1時間、夜は帰宅後に1時間。
週末はカフェや図書館で7〜8時間しっかり勉強する、というスケジュールを立てました。
1回目で習慣ができていたので、無理なく続けられました。
ただし、通信講座は完全に自己管理。
計画を立てるのが苦手な方には、挫折のリスクもあると感じました。
私は「この日は厚生年金法の過去問を5ページやる」といった
具体的な目標と進捗の見える化をすることで、モチベーションを保ちました。
メリット
- 好きな時間に受講できる(朝活・夜活にも対応)
- 全国レベルのハイレベルな講義を自宅で受けられる
- 何度でも繰り返し視聴できるので、理解が深まる
デメリット
- 完全な自己管理が必要(計画が苦手な人には不向き)
- 周囲に仲間が見えず、孤独を感じやすい
通学と通信、どっちが自分に合っている?
通学(映像通学)がおすすめな人 | 通信(WEB講座)がおすすめな人 |
---|---|
自習室や学校の空気で集中したい | 自宅やカフェ中心で学習したい |
決まったペースを守りやすい方がいい | 自分のペースで繰り返したい |
人の目がある環境で頑張れる | 一人で黙々と進められる |
資格の勉強をしている人たちとSNSでつながると良いかもしれません
独学・通学・通信…結局どれがベストなの?
初学者にはスクールの活用をおすすめ
社労士試験がはじめての方には、独学よりも「通学」または「通信講座」の利用をおすすめします。
インターネットでは「独学で合格しました!」という声も見かけますが、
実際にはごく一部のレアケースだと感じています。
社労士試験は難解な制度が多い
社労士試験の出題科目は全10科目。
労働保険などなじみのない制度や、年金制度のように一見身近でも複雑な仕組みが多くあります。
テキストを読むだけでは理解が追いつかないことも多く、
「結局、何を言っているのか分からない…」と感じる内容も珍しくありません。
実際の合格者はスクール利用が多数
私のまわりで社労士試験に合格した人は、全員が何らかの資格スクールを活用していました。
プロの講師による講義や、体系立てられたカリキュラムを使うことで、
理解の深さ・効率・モチベーションの維持に大きな差が出ると実感しています。
ただし、独学が向いているケースも
とはいえ、以下のような方であれば独学でも十分チャンスがあります。
- 一度受験していて、すでに基礎知識がある方
- 他の資格などで、法律の学習経験がある方
- 短期間で“あと一歩”の仕上げをしたい再受験者
自分に合った学習スタイルを選ぼう
「独学か? 通信か? 通学か?」という選択は、
費用・時間・生活スタイルにも大きく影響する重要なポイントです。
焦らずに自分の性格やライフスタイルを客観的に見つめて、
最適な方法で効率よく合格を目指していきましょう!
スケジュールと勉強時間|初学者が650時間で合格ラインに到達するまで
働きながらでも合格を目指せる?
答えは「可能」です。
ただし、“戦略的なスケジューリング”が必要です!
ここでは、私が実際に取り組んだ受験スケジュールと勉強時間を、1回目・2回目の受験経験を通して紹介します。
勉強を始めた時期と準備の流れ
1回目の受講開始時
最初の受験では、試験の約8か月前の12月に資格学校の個別相談を受け、
そのまま申込・受講を開始しました。
スタートの決め手:
- 講義の予約が柔軟
- 自習室が自由に使える
- 学習意欲の高い受験生が多く、刺激になった
学校の雰囲気が良く、「ここなら頑張れそう」と感じたのを今でも覚えています。
2回目の勉強再開時
1回目の試験後、自己採点ではボーダーラインをわずかに上回っていました。
「もしかしたら受かってるかも」と思い、つい気がゆるんでしまい、しばらく勉強をストップしてしまいました。
ところが、結果は不合格。
再び勉強を始めたとき、自分でも驚くほど知識が抜け落ちていて──
「あんなに頑張ったのに、こんなに忘れるものなの!?」とショックを受けました。
※この時の体験については、別の記事で詳しく書いていきます。
2回目の勉強スタートは、年が明けた1月末から:
年明けの1月末から本格的に再スタート。
平日は出勤前と帰宅後に1時間ずつ、週末はカフェや図書館で7〜8時間しっかり勉強。
「今度こそ絶対に合格する」と決めて、生活全体を試験中心に整えていきました。
あのとき少しでも復習していれば…と本当に後悔。
2回目は基礎からやり直す覚悟で、改めてスケジュールを立て直しました。
月ごとのスケジュールと勉強時間の配分
時期 | 月間勉強時間の目安 | 合計時間 |
---|---|---|
初期(1~2ヶ月目) | 月50時間 × 2ヶ月 | 100時間 |
通常期(3~5ヶ月目) | 月70時間 × 3ヶ月 | 210時間 |
後半(6ヶ月目) | 月90時間 × 1ヶ月 | 90時間 |
直前期(7~8ヶ月目) | 月120時間 × 2ヶ月+α | 約250時間 |
合計 | 約650時間 |
一般的に「合格には800~1000時間必要」と言われますが、
カリキュラムをうまく活用すれば、学習効率を高めて時間を圧縮することも可能です。
平日の勉強ルーティン
目標:1日あたり1.5〜2時間を確保!
1日の勉強スケジュール(通常期)
7:45〜8:15|朝勉強
通勤前に30分、前日の復習や暗記に集中。
8:15〜19:00|通勤・勤務
通勤中は耳で講義を聞いたり、単語帳で簡単にチェック。
19:30〜22:00|帰宅・家事・食事
勉強の前に心身を整える時間。家事が済んだら机へ。
22:00〜23:00|夜勉強
メインの勉強時間。講義視聴・問題演習・記憶の定着を意識。
朝の30分でも集中できれば、夜の勉強効率も大きく変わります。
直前期の休日学習スケジュール
試験2ヶ月前からは、土日合わせて最大10時間の勉強を実施していました。
主な学習内容:
- 講義の総復習
- 過去問演習・模試の見直し
- 苦手分野の集中対策
- スキマ時間は自作単語帳の暗記
「質」だけでなく「量」も必要な直前期。
最後の2ヶ月は、徹底的に追い込んだ時間が自信につながりました。
まとめ:勉強時間は“量 × 質 × 継続”で勝負!
ポイントは以下の3つ:
- 「毎日◯時間」よりも、「週◯講義+過去問」など行動ベースの目標がおすすめ
- 長時間よりも、短時間でも毎日継続+週末の集中が合格への近道
- 最初に無理のないスケジュール設計をしておくと、最後まで走り切れます!
私の勉強方法|実際に取り組んだ2つの習慣
この章では、私が試験勉強中に特に効果を感じた2つの勉強方法をご紹介します。
どちらもシンプルな方法ですが、毎日継続することで、確かな手応えがありました。
過去問は「◯になるまで」何度も繰り返す
講義を受けた後は、過去10年分の過去問集を使って繰り返し演習!
解いた問題には「◯・△・×」の印をつけ、すべての問題が◯になるまで繰り返しました。
いろいろな問題集に手を出すよりも、1冊をやり込むことのほうが理解の定着が早く、結果的に効率的でした。
自作の単語カードでスキマ時間を活用
暗記用に、自作の単語カードを作り、通勤時間や昼休みなどのスキマ時間に何度も見返すようにしていました。
内容は、自分が苦手と感じるポイントに絞ってまとめ、「とにかく繰り返し見ること」を習慣化しました。
そのおかげで、記憶がどんどん定着し、
試験本番では「このワード、カードの左上に書いてあった!」と、視覚的な記憶が答えを導くヒントになる場面も。
ちなみに、試験当日に持って行った勉強道具は、この単語カードだけ。
それくらい、最後まで頼りにしていたアイテムです。


まとめ
- 過去問は「数」よりも「質」。1冊を極めることが重要
- 単語カードは自作することで、自分に合った覚え方ができる
- スキマ時間の積み重ねが、最終的に大きな差になる
このように、日々の中で無理なく続けられる工夫を積み重ねたことが、合格につながったと思います。
合格後の現在


社労士試験に合格したことで、私の働き方や収入には大きな変化がありました。
以前は非正規雇用で働いており、将来に対する不安を抱えていました。
合格後は現役社労士として、年収も200万円以上アップ。
何よりも、「資格がある」ということが自分の強みや社会的な信頼につながり、働くことへの自信になりました。
社労士を目指すみなさんへ
「働き方を変えたい」
「専門性を身につけたい」
「将来にもっと安心がほしい」
そんな思いをお持ちの方にとって、社会保険労務士(社労士)は、現実的で再現性の高い選択肢です。
私自身も、この資格を通して、キャリアと気持ちの両面で大きく変わることができました。
勉強方法は人それぞれ。
「独学が合わなかった=向いていない」というわけではありません。
大切なのは、ご自身のライフスタイルに合った学び方を選ぶことです。
この記事が、みなさんにとっての“後悔しない勉強スタイル”を見つけるヒントになれば嬉しいです。
小さな一歩が、大きな未来を動かすきっかけになりますように。
学習スタイル別|おすすめ教材まとめ
最近では独学でもしっかり学べる教材や通信講座が増えています。
ここでは、多くの受験生に支持されている教材をご紹介します。
通信でしっかり学びたい方に
アガルートアカデミー(通信講座)
- 出題カバー率90%以上のテキスト
- 1講義約30分で、スキマ時間にも学習しやすい
- 合格率35.82%(全国平均の約5倍)
- 合格者特典:全額返金 or お祝い金3万円


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