【現役社労士による】社労士試験 合格体験記

資格の勉強

現役社労士のあずきごはんです。

社会保険労務士試験は、2018年の2回目受験で合格しました。

今回は、社労士試験合格までの道のりを紹介していきたいと思います。

あずきごはん
あずきごはん

この記事の執筆者

2017年に足きりで不合格、2018年に完全合格をしました

販売職の契約社員→社労士に転職し、年収200万円アップさせました

この記事はこんな人におすすめ!

  • 社労士試験に合格した人の体験談が聞きたい
  • 資格の学校or独学 どちらが良いか悩んでいる
  • 具体的な勉強期間やスケジュールを知りたい

社労士試験の学校について

社労士試験の勉強について、2回の受験どちらも【資格の学校】を利用しました。


実体験をもとに、資格の学校のメリット・デメリットについて解説していきたいと思います。

資格の学校選びについて

2017年(1回目)
資格の学校/映像通学コース

自宅の近くにある社労士資格の学校に通学をしました。
その中でも、都合の良い日時に予約をして、学校の視聴ブースで映像講義を受講するコースを選択しました。

通学映像通学コースを選んだ理由は、

自宅で勉強できる自信がなかったから
毎週決まった日時の講義参加が難しかったから

です。

映像通学コースのメリット
クオリティが高い・選ばれし講師の授業を、どこにいても受けることができる

生講義は、その場所の講師による授業なので、多少、授業のクオリティに多少の差があります。

映像講義は、通学以外の受験生全員が受講します。そのため、より評判の良い先生が選抜されている感じです。

話が上手だったり、わかりやすくかみ砕いてくれたり、語呂合わせを紹介してくれたり

私は映像講義で十分に内容を理解することができました!

映像通学コースのメリット
学校の自習室が使える!

資格の学校には自習室が併設されています。
公務員、税理士、行政書士など、たくさんの受験生が自習室で勉強しています。

頑張っている人がいると、良い刺激を受けて同じように頑張れると思います(^^)

映像通学コースのデメリット
好きな日時に予約ができるので、後回しにしがち

社労士試験の科目は10科目です。

講義はだいたい週2ペースで、アップされて6~7か月かけて一通りの科目の講義を行います。

そのペースで講義の予約をしないといけないのですが、

「来週に週3講義でがんばろう」と、後回しにすることは多かったです。。

ここは自己管理が必要です。

2018年(2回目)資格の学校/WEB通信コース

2回目は前回とは違う学校が良いなと思い、完全WEB授業の学校に申し込みしました。
独学という選択肢もあったのですが、絶対に合格したかったので、費用を払ってプレッシャーをかけました。

2回目も資格の学校を選んだことについて
結論から言うと、科目の理解が深まり、2018年の完全合格に繋がったと思います。

WEB通信コースのメリット
クオリティが高い・選ばれし講師の授業を、どこにいても受けることができる

映像通学コースと同じです。

全国の受講生が受けるので、学校側も力を入れています。
2回目の講義だったので、1回目では理解できていなかった部分を理解することができました。

デメリット
完全自己管理で講義を受けるので、より後回しにしがち

通学映像に比べ、より自己管理が必要です。

きちんとスケジューリングをしないと、途中で挫折すると思います。

自宅で受講するので、色々な誘惑に負けないように部屋を整えることも必要です。

私は、ある程度、勉強する習慣がついていたので、自宅でも可能でした。

過去問集などは、図書館やカフェを利用していました。

デメリット
仲間が見えないので、孤独に感じやすい

周り勉強している人がいないというのは、思った以上に寂しかったです。

つい怠けてしまうこともあります。

私の場合は、市立図書館も自宅から近かったので、休日は図書館の自習室を活用していました。

WEB通信学習の方は、同じように資格の勉強をしている人たちとSNSでつながると良いかもしれません!

通学、通信、独学…結局どれがいいの?!

社労士試験に全く触れたことがない初学の方は、資格の学校に申し込むことを強くお勧めします。


社労士試験の内容には、読んだだけでは分からない法解釈や内容が多々あります。
図解で説明をしてもらってもよく分からない制度もあります。

「社労士資格に完全独学で合格しました!」という方をネットで拝見しますが、稀な方だと思います。

私の職場には10名以上の社労士試験合格者がいますが、全員どこかの社労士資格の学校に通っていました。


例外としては、ある程度の理解が進んでいる、あと一頑張りの2回目以降の受験者は、

独学でも良いかもしれません。

スケジュールと勉強時間

大まかな勉強スケジュールは下記のとおりです。
当時は、【独身・一人暮らし・定時帰り】だったため、短い期間で勉強時間を確保することができました。

社労士試験の勉強開始時はいつ?

1回目の受講開始

2016年12月に自宅近くにある資格の学校の個別相談に行き、社労士試験の概要を教えてもらいました。


講義予約も簡単で融通が利くこと、自習室が自由に使えることから、こちらに申し込みをしました。


社労士資格以外の難関資格の講義もしており、熱心に勉強をする人が至るところにいたので、雰囲気も良かったです。

回目の勉強再開

1回目の受験時、自己採点では合格ライン到達で、労一の救済まちでした。

受かってるかもと思い、試験後全く勉強をしていませんでした。
そして、足きりで不合格だった時も、悔しい気持ちはあってのですが、まだどこかで余裕に思っていました。


2回目の勉強を再開したときに、知識の半分近く忘れていることに後悔しました…。
気を取り直して勉強を始めました。

勉強スケジュール

全体の勉強スケジュール

・初期(1~2月)
月50時間×2ヶ月=100時間

・通常期(3~5月)
月70時間×3ヶ月=210時間

・通常期後半 (6月)
月90時間×1ヶ月=90時間

直前期(7~8月)
月120時間×2ヶ月プラスα=250時間

初学の合計勉強時間 650時間 


資格の学校を活用すれば、基準と言われる800時間未満でも、合格ラインに到達することは可能です。


ただ”合格するための解き方を覚えた”だけで、”内容の理解”はできていなかったです。

足きりで不合格となりました。

1日のタイムスケジュール

通常時の1日のタイムスケジュールです。
1日1.5時間~2時間の勉強時間を目標にしていました。

(通常期)1日のタイムスケジュール

7 :45 ~ 8:15  朝勉強
8 :15 ~ 19:00  通勤・仕事
19:00 ~ 21:30  帰宅・家事など
21:30 ~ 22:30  勉強

ちなみに直前期の休日は10時間勉強をしていました。

勉強で意識をしたこと

過去問集を回す!

王道ですが、講義を受けた後、過去10年分の過去問集を繰り返ししました。


問題を解く度に、〇△×を付け、全て〇になるように徹底的にやりこんだことで、問題の傾向と重要点を把握できたと思います。


色々な問題集に手を出すよりも、1冊を徹底的にやり通した方が定着が良いと思います。

いつでも単語カード

ダイソーのカード・リングを使用して、自分用の単語カードを作りました。


いつも持ち歩いて、気がついた時に暗記事項をチェックするようにしており、記憶の定着に役立ちました。

ある問題が出題された時、「〇〇ページの中断にかいていたな~」と過去問集や単語帳の図が頭に浮かぶくらい徹底してやりこみました。

合格後の現在

合格後は、社会保険労務士事務所に転職をしました。
今も事務所の勤務社労士として、仕事をしています。

30歳オーバー、販売職の契約社員・スキル無しから、社会保険労務士の資格を取ることで、キャリアアップをしました。


年収は200万円アップし、漠然と抱いていた将来の不安もなくなりました。


社会保険労務士という居場所を見つけたことで、自信を持てるようになったと思います。


クライアントから感謝されながら仕事をすることに、やりがいを感じています。

もちろん仕事なので、きついこともあるのですが、

私は、社会保険労務士になって良かったです。

キャリアアップをしたい、もっと世の中の人に感謝されながらお金を稼ぎたい、何かを変えたい、、という方


ぜひ、社会保険労務士に挑戦をしてみてください。